草稿 #17

搾取されるものは皆、マイノリティに片足を突っ込んでいる。巨大な人類は無闇にエネルギーを消費する。巨大な鯨は私の獲物ではない。過剰なコアは多くのエラッタを吐き出す。数種類の枝は新たな方向へ力能と線ーベクトルを伸ばす。長年の孤独が産み出したものは、人間的生活の廃棄物。許されたのは一通の手紙。すべてはその手紙の内容にかかっていた。私は恥をかかなければならない。もっと多くの恥辱にまみれ、赤い肉をむき出しにして私をさらけださなければならない。もっとも多くものは昇華されている。わずかな残された時間のために、犠牲を十分に負わなければならない。私の力能はコンパイルされたコードのように羅列され、美しい。年老いた母に十全な生活を送らせてあげることができているのであろうか。やはり私は去り、兄弟との新たな生活を選んだ方が彼女にとってよいのだろうか。捨ててきたものは、抱えきれなくなったものである。十分な言葉ではなく、舌足らずの切れ切れの単語。単語の連結を発するのが精いっぱいである。