私の島
私の領土
私の家
私の庭
それらに続くものに
私は権利を有しない
私は私の姿を
知ることができない
眩しき太陽
暗き闇夜
それらが
いつからか
消えてなくなった
光は繁殖し
街中を照らし続ける
番犬のように
黒き者宿りし光
太陽は小さな点となって消える
人類はマイノリティに過ぎない
いつかは
消えていなくなる
秋は死の季節なのだから
私に必要なことは
死ぬことである
死ぬことがなければ
何も得ることは
できないだろう
死の対価として
死と等価であるものとは
何なのか
それを
見なければならない
秋は死の季節なのだから